円山鍼灸「円山漢祥院」 の日記
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腹痛
2017.02.12
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奇穴。
足の第2趾の趾頭の中央に墨で仮点を付け、趾を折り曲げたときに、足底に墨のついたところが裏内庭。
沢田流では「この穴に灸をして熱さを感じないときは食傷(食あたり)である」という。普通、足底は灸をすえるとひどく熱いが、下痢や腹痛の時には熱くない。
この経穴に熱さが感じるまで多壮灸をすると、下痢や腹痛が
ピタリと止まり食傷は中和される。
急性腸炎で下痢のはげしいときは梁丘、裏急後重の時には崑崙等にも10壮以上すえると良い。また、裏内庭はアレルギー等の自家中毒にも使うと習った。