円山鍼灸「円山漢祥院」 | 日記 | 逆子


2017/02/01
逆子




妊娠期間における症状には、切迫流産、妊娠悪阻(つわり)、機能

性子宮出血、妊娠中毒症、胎児位置異常(逆子)などがある。

この
ような妊娠管理に対する鍼灸治療は、石野信安医師ら(産婦人科)
により1949年(昭和24年)以降、半世紀以上にわたり臨床研
究が行われてきた。

妊娠後半期に三陰交(足の内果、上方三横指のツボ)へ施灸するこ
とで胎動を強く感じるようになり、胎位異常(逆子)が、この施灸
によって正常位に自然回転する効果を認めた。さらに、三陰交の施
灸により下肢の浮腫減退、下肢牽引感(だるさ)の消失、分娩時に
は分娩時間の短縮(分娩促進)、出血量の減少、和痛分娩の効果な
どがみられたという。

林田和郎医師(東邦医科大学/現在、はやしだ産婦人科医院)によ
る1987年の報告では、1978年12月1日より1984年1
2月31日までの約6年間の、静岡県藤枝市立志太総合病院「さか
ご外来」における584人の骨盤位に対する三陰交の灸頭鍼治療により、525人(89.9%)の妊婦が正常位になったとある

藤田保健衛生大学、坂文種報徳會病院での365症例の逆子治療(
三陰交、至陰、その他)のデータでは、妊娠26週から30週+6
日までの、他に異常所見のない骨盤位176人中、166人は頭位
に戻り、矯正率は94.3%であった。


逆子治療の代表的な治療点としての三陰交は、足の太陰脾経の経穴
であり、その名のとおり、肝、脾、腎の三陰経が交わる、産婦人科
領域における重要なポイントとされる。さらに、この三陰交は胞中
(子宮)に始まる衝脈(奇経)の会穴でもある。

また、至陰は泌尿・生殖系とも関係が深い足の太陽膀胱経の経穴で
、小趾外側爪甲根部の井穴である。

このように統計的に逆子の治療はデータが揃っているのでぜひお困りの
方は鍼灸を試されるといいと思う。


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